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実績・事例 Published on 2021/05/02

最大離陸重量 25kg 以上の無人航空機

依頼内容

今回は、DJI社製のWIND 8の申請依頼を対応いたしました。

WIND 8は、最大離陸重量が26kgとなるため、一般的なPHANTOMやMAVICシリーズとは異なる基準により審査されるため、機体審査が厳しくなります。

 

法規制

審査要領

飛行許可・承認を取得するためには、無人航空機の機能及び性能が次に掲げる基準に適合していなければいけません。

<全ての無人航空機>
(1)鋭利な突起物のない構造であること(構造上、必要なものを除く。)。
(2)無人航空機の位置及び向きが正確に視認できる灯火又は表示等を有していること。
(3)無人航空機を飛行させる者が燃料又はバッテリーの状態を確認できること。
(4)遠隔操作により飛行させることができる無人航空機の場合には、次に掲げる基準にも適合すること。
・特別な操作技術又は過度な注意力を要することなく、安定した離陸及び着陸ができること。
・特別な操作技術又は過度な注意力を要することなく、安定した飛行(上昇、前後移動、水平方向の飛行、ホバリング(回転翼航空機に限る。)、下降等)ができること。
・緊急時に機体が暴走しないよう、操縦装置の主電源の切断又は同等な手段により、モーター又は発動機を停止できること。
・操縦装置は、操作の誤りのおそれができる限り少ないようにしたものであること。
・操縦装置により適切に無人航空機を制御できること。

(5)自動操縦により飛行させることができる無人航空機の場合には、次に掲げる基準にも適合すること。
・自動操縦システム(自動操縦により飛行させるためのシステムをいう。以下同じ。)により、安定した離陸及び着陸ができること。
・自動操縦システムにより、安定した飛行(上昇、前後移動、水平方向の飛行、ホバリング(回転翼航空機に限る。)、 下降等)ができること。
・あらかじめ設定された飛行プログラムにかかわらず、常時、不具合発生時等において、無人航空機を飛行させる者が機体を安全に着陸させられるよう、強制的に操作介入ができる設計であること。ただし、飛行中に不具合が発生した際の対応も含め操作介入等を必要としない機能を有する設計であり、かつ、その機能に関しては十分な信頼性(例:飛行のリスクに応じた DAL レベルに相当する信頼性)を有することを製造者が証明できる場合はこの限りではない。

<最大離陸重量 25kg 以上の無人航空機>
(1)想定される全ての運用に耐え得る堅牢性を有すること。
(2)機体を整備することにより 100 時間以上の飛行に耐え得る耐久性を有すること。
(3)機体と操縦装置との間の通信は、他の機器に悪影響を与えないこと。
(4)発動機、モーター又はプロペラ(ローター)が故障した後、これらの破損した部品が飛   散するおそれができる限り少ない構造であること。
(5)事故発生時にその原因調査をするための飛行諸元を記録できる機能を有すること。
(6)次表の想定される不具合モードに対し、適切なフェールセーフ機能を有すること。

なお、第三者の上空で最大離陸重量25kg以上の無人航空機を飛行させる場合は、航空機のN類相当の要件が求められます。航空機相当の耐空性や信頼性が求められることになりますので、航空法施行規則附属書第1及び関連通達に準じた構造、強度及び性能等の基準に適合する必要があります。審査にも相応の時間を要します。

弊所の対応

今回は、法的な規制というよりも、機体の安全性を証明する必要があり、下記のような点について最大離陸重量25kg以上の無人航空機の機能・性能に関する基準適合確認書を作成しました。

堅牢性については、定期メンテナスにより100時間以上の飛行に耐えうる設計であり、堅牢性・耐久性を有しているか。

送信装置が使用している電波については、他の機器に影響がないのか。

モーターを保護している素材は何で製造されているのか、ローターの表面はフィルムコーティングが施されているのか。

バッテリーは、保護材により保護されており、液漏れ防止策を講じているかどうか。

操縦装置との電波断絶時にはフェールセーフ機能が働くか。

モーターの過回転時には緊急停止措置を行うか。

主電源の一部が消失した場合でも他のバッテリー及びローターにより飛行を継続させることができるか。

自動制御機能が喪失した場合に、手動操作に切り替え、操作を行うことが可能か。

お問合せ

機体25kg以上の機体の申請だけでなく、機体開発の事業者様も是非ご相談ください。

機体の開発の際に行う飛行試験も屋外で行うと許可が必要になります。(※航空法上の規制に該当しない場所及び方法での飛行の場合には不要です。)

弊所では、自作機の開発・申請もサポートいたします。

academic worksドローン規制担当
TEL:03-5318-9046(平日10:00-17:00)